時たま、旅人

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自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

運河の廻る街アムステルダム 前編

 

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アントワープから列車で約1時間30分。国境は超えたけど意外と近かった今回の目的地はオランダのアムステルダム

 

宿泊先はアムステルダム中央駅にほぼ直結のホテル。窓から駅前広場や運河が見えています。それにしても駅前の駐輪場が半端ないことになっています。f:id:greenbirdchuro:20190614173220j:plain

 

駅前広場からは運河クルーズが次々と出航していました。人混みとクルーズの呼び込みを掻き分けて駅舎観光からスタートです。

 

3階建てのレンガ造りのアムステルダム中央駅はネオゴシックとネオルネサンス様式のミックスで、アムステルダム国立美術館と同じくカイペルスらの設計です。だから、国立美術館とそっくり!実は・・・今回の旅行記を書くためにFacebookを見直してみたら、国立美術館の写真を長らく中央駅としてUPしていたことが発覚しました!恥ずかしい・・・f:id:greenbirdchuro:20190613113451j:image

 

国立美術館と見間違う理由の一つが駅舎の中央にある2本の塔です。東側に時計・西側に風向計が取りつけられています。f:id:greenbirdchuro:20190612203710j:plain中央駅にはもう一つそっくりな建物があります。どっかで見たことある気がしませんか?実は東京駅とそっくりなんです!もはや双子のレベルのそっくり加減で、東京駅(1914年開業)のモデルはアムステルダム中央駅(1889年完成)だと言う人もいるくらい。設計した方はとっくに亡くなっていますが、様式も違うし(東京駅はビクトリアン様式)、専門家はその意見に否定的です。2006年には両駅が姉妹駅になってますし、円満にお互いの存在を認め合ってるみたいですね。

 

カフェやショップが並ぶ駅構内のコンコースを通って駅の北口に出てみると、クラッシックな雰囲気の南口とは全然違うとても近代的なデザインの駅舎になっていました。f:id:greenbirdchuro:20190612184024j:plain

 

北口はアイ湾に面していて、目の前には対岸の北エリアとの間を行き来するフェリー乗り場があります。南は運河で北は海・・・中央駅を中心に同心円状にはぐり巡らされた運河が世界遺産にもなっているアムステルダムの平均海抜は2m、周辺の土地のほとんどが干拓地です。中央駅も例外ではなく、アムステルダム川河口の人口島に8687本もの杭を打って基礎を築いてるんですって!f:id:greenbirdchuro:20190612184925j:plain

 

駅を背にして左手には、運河の向こうに2本の尖塔が堂々としたネオ・バロック様式の聖ニコラス教会が見えます。1887年建造のこの教会の名前の由来は船乗りを中心に熱心に信仰されてきた海洋の守護聖人聖人シント・ニコラース。アムステルダムの街の守護聖人でもあり、大きな港を持つ交易都市らしい人選(?)ですね。f:id:greenbirdchuro:20190612180947j:plainこの教会はローマン・カトリック。宗教的対立があったかつてのオランダではプロテスタントが主流で、アムステルダムも1578年に「プロテスタントの街」宣言をしていました。アントワープの大聖堂のように偶像破壊もあったようですが、寛容なオランダ人らしく表立った人権迫害はなかったようです。それでもカトリック信者達は長いこと隠れて信仰を続けてきました。この教会の完成はどれほどの喜びだったことでしょうね。

 

大通りを外れてニューマルクトからアムステル川へと流れるクローフェニールスブルフヴァル運河沿いを歩くとはるか向こうには南教会が見えています。アムステルダム最初のプロテスタント教会として1611年に建造されましたが、今は教会としては使用されていません。なんと、レンブラントの「夜警」はここで描かれたそうです。遠くから見ても目立つ立派な建物には、スペイン(カトリック)から独立を勝ち取って、宗教的にも優位に立っていた時期のオランダプロテスタントの意地を見ているようです。f:id:greenbirdchuro:20190613140702j:plain

 

運河沿いに並ぶ自転車が、自転車大国オランダらしい景色です。平坦な国土のせいもあってか、オランダ人は1人あたり1.3台の自転車を所有していて、年間に900kmもの距離を走破するそうです。スポーツというよりライフスタイルなので、自転車を人生のパートナーのように思う人が多いとか。放置自転車にしか見えないくたびれた古い自転車も、彼らにとってはパートナーとの友情が長く続いている証になっているようです。f:id:greenbirdchuro:20190612185455j:plain

 

フォールブルフヴァル運河を渡って旧教会に向かいます。f:id:greenbirdchuro:20190612184704j:plain

 

この辺りは一人歩きがドキドキする飾り窓地区です。ある種の売春が合法のオランダ名物ですね。道路に面した窓から見える室内(あえて丸見えにしてある)はピンクや紫のケバケバしい照明で照らされていて、中にいる下着姿の女性が手招きしてくるんです。カーテンが閉まっていたらお取り込み中のサイン。カメラを向けるのが失礼な気がして写真は撮れませんでしたが、もとから写真撮影は禁止みたいでした。性別♀のわたしにまで手招きする人もいて、からかわれていのがわかっていてもドギマギしました。

 

アムステルダム最古の木造教会である旧教会(Oude Kerk)は飾り窓地区のど真ん中にありました。もともとカトリック教会ですから、なぜここに?と思わずにはいられません。f:id:greenbirdchuro:20190612183446j:plain13世紀にアムステルダム誕生とほぼ同時に建築された小さな木造の礼拝堂が現在の姿になるまでの長い歴史の中では火事や暴動もありましたが、修復や増築を重ねてきました。47のカリヨンを備えた主塔を見ると木造とは信じられません。教会にあるお墓にはレンブラントの妻をはじめとするあらゆる人々が眠っています。f:id:greenbirdchuro:20190613174940j:image

 

中央駅とムント広場をつなぐ大通り(ダムラク)に戻ってきました。はるか向こうにはアムステルダム中央駅が見えます。右手に見える塔はかつてシガレットケースとか恐竜と呼ばれていた旧証券取引所ですね。f:id:greenbirdchuro:20190612181503j:plainちなみに現在の証券取引所(Beursplein 5)は、ダムラクから一本入った旧証券取引所の斜め向かいにあります。f:id:greenbirdchuro:20190616175645j:plain

 

人が多すぎる!と思っていましたが、この日のオランダは王の日で祝日。ロイヤルカラーのオレンジ色の服を着た人がやたらと多いことに納得です。それ以外にも、仮装してる人、裸同然の人、明らかにラリっている人・・・この国はソフトドラッグが合法でしたもんね。ダム広場も案の定の騒ぎで、移動遊園地の観覧車が王宮に被っていて、近づけもしないし、遠くからもよく見えません・・・。f:id:greenbirdchuro:20190612181043j:plain

ここから先は仕切りなおすしかなさそうです。 

 

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