時たま、旅人

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自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

雨に煙るナウエル・ウアピ国立公園

 

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サン・カルロス・デ・バリローチェ近郊に広がるナウエル・ウアピ国立公園。

 観光客のお目当ては、南米のスイスという呼び名に恥じないこの美しく雄大なアルゼンチン最古の国立公園の青く澄んだナウエル・ウアピ湖やその周囲を取り囲むアンデス山脈の大自然。トレッキングルートも豊富で長期間滞在する人も多いそうです。

 

さて、わたしはと言えば・・・他の国から来た観光客がどんなに憐れもうとも、公園面積が7000㎢であろうとも、バリローチェの滞在予定は1日半しかありません。この限られた時間で目一杯楽しむために、現地のツアー「ナウエル・ウアピ湖クルーズとロス・カンタロスの滝ハイキング」に参加することにしました。

 

そして迎えた当日の朝、、、土砂降り

天気予報を見ていたので知っていました。数十年ぶりにてるてる坊主なんか作ってみたりもしました。長期滞在者なら予定を変えることもできたでしょうよ・・・でも、わたしにはこの日しかない・・・

 

朝8時45分、ホテルからすぐ近くのツアー会社に直接集合しました。受付を済ませた後、色々なホテルに寄ってお客さんを拾い、バリローチェの街から1時間ほど走ってパニュエロ港に到着しました。ロッジ風の事務所で国立公園の入場料を支払い、すでに停泊していた定員300人という大きなカタマラン船に乗船しました。

 

船はナウエル・ウアピ湖を進みます。本来なら真っ青な湖と緑の山々に囲まれた絶景クルーズのはずが、どんよりと雨が降っているので甲板に出る人も少なく、餌を目当てに追いかけてくるカモメすらほとんどいない有様です。f:id:greenbirdchuro:20190513192458j:plain

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せめてもの救いは、南米では何度となく見れた虹にこの日も出逢えたことでしょうか。大きすぎて写真に収まらなかったけど、虹の両足(?)が見えるってなかなかない経験ですよね。f:id:greenbirdchuro:20190513192503j:plain

 

1時間ほど湖の中を進み、ブレスト港に到着しました。キレイな景色が見れるはずだったのに・・・船着場の看板で証拠写真を撮るのが精一杯。f:id:greenbirdchuro:20190513192507j:plain

ここでフェリーの客は国境を越えてチリ側に移動するグループとアルゼンチン側の公園を観光するグループに分かれます。国境越組は更にチリのプエルト・モントに抜けるツアーとチリ側のトドス・ロス・サントス湖畔に宿泊して翌日に帰ってくるツアーに別れ、要は色んなツアーの混載みたいでした。そのややこしいグループ分けを全部スペイン語でやられるのでたまりません。ここはお得意の自分と同じツアーの人について行く作戦で乗り切るしかありません!!

 

次々にバスが出発して行く中、わたしのいるアルゼンチン側を観光するグループは置いてけぼりです。いや、自由に散策してねってことなんですけど、この土砂降りですからね・・・。港のカフェテリアから誰も外に出ようとはしません。

 

傘を差しながらホテルのすぐ裏手を流れる川を見に行きました。雨でもこんなにキレイなんだから、晴れてさえいれば・・・往復5分の散策は終了f:id:greenbirdchuro:20190513192511j:plain

 

長い放置プレーで暴動が起きてはマズイと思われたのか、オプショナルツアーのフリアス湖クルーズに出かける人たちと一緒にバスでアレグロ港まで連れていかれました。未舗装の道をバスで進むことわずか10分。青いナウエル・ウピア湖と違ってエメラルドグリーンだというフリアス湖・・・あえて言うこともありません。f:id:greenbirdchuro:20190514142947j:imageおそらく何も見えないだろうクルーズに出かける人を気の毒に思いながら見送り、またバスに乗ってブレスト港に戻ってきました。 

 

散策や自然の中でのランチを諦めたわたしたちは思い思いにカフェテリアで軽食をとりました。残念だけど何もしなくてもお腹は空きますから。

 

そろそろ誰か暴動でも起こしてくれないか・・・なんて物騒な事を思い始めた頃にフリアス湖クルーズの人たちが帰ってきました。合流して、やっとロス・カンタロスの滝に向けて活動開始です。陸路ではアクセスできない場所にあるので、さっきより小型のカタマラン船で向かい岸に渡りました。ここからトレッキングでロス・カンタロスの滝を目指します。f:id:greenbirdchuro:20190513192542j:plain

 

段数は多いですが、歩きやすい板敷きの道は登りも緩やかなのでそれほど苦にはなりません。10分ほど登っていくと、最初の滝が見えてきました。f:id:greenbirdchuro:20190513195954j:image ロス・カンタロスの滝は傾斜のきつい川がいくつも連なっていて、滝壺に向かって垂直に水が落ちる滝とは違い、ここがベストスポットという場所があるわけではありません。そのかわり色んな形の滝が楽しめます。

 

連なる滝に沿った遊歩道を登っていきながら途中にある展望台から見える滝の風景はどれも違った雰囲気でした。f:id:greenbirdchuro:20190513192539j:plainf:id:greenbirdchuro:20190514135008j:imageちなみにカンタロスとは、先住民の言葉で「壺」の意味なんだそうです。

道中にロス・カンタロスという滝と同じ名前の湖がありました。f:id:greenbirdchuro:20190513192557j:plain

辿り着いた終点付近に立つ大木アレルスは樹齢1500年以上なんだそうです。まっすぐ天を突くようにそびえる姿、どおりで風格があると思いましたよ。f:id:greenbirdchuro:20190513192551j:plain

傘など全く意味がない激しい雨でびしょ濡れになってロス・カンタロスの滝観光を終え、タマラン船でブレスト港に渡り、さらに船を乗り換えてパニュエロ港についたのはまだ明るい時間でした。

無事にバリローチェに帰りつきましたが、天気のせいで期待していた景色が見れず不完全燃焼。。せめて美味しいものを食べたいと選んだのはイタリアンレストラン。

まずは、本日のクリームスープ。かぼちゃの甘さと程よい塩加減が絶妙で完食しました。パタゴニアの白ワインがぴったりでした。

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そして、旅の食事は一期一会。ここでしか味わえないナウエル・ウアピ湖のニジマス。年末商戦でデパ地下に並ぶ鮭のようなサイズでしたが、レモンソテーでさっぱりと頂きました。

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それにしても、ナウエル・ウアピ湖の本来の姿に出会うためにいつの日かリベンジしなくては・・・。

 

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