時たま、旅人

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自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

港町プエルトモントでまたまた市場飯

本当にざっくりとしたサンティアゴ観光を終えたわたしは、端から端まで慣れ親しんだ(と言うより奔走した)アルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港に別れてを告げて、翌朝には機上の人となっていました。

 

 

 

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飛行機はチリを南下して北パタゴニア玄関口プエルト・モントへ。窓から見える景色に土色の部分が少なくなってきて、次第に木々の緑と湖の深い青に変わってきました。プエルト・モントの手前には南米の富士と呼ばれるオソルノ山があるらしいですが、見たらすぐわかるはずと思ってたら予想に反して富士山にそっくりの山がいくつも見えて、どれがオソルノ山かわからずじまい・・・。

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サンティアゴから1日に数本の直行便と経由便が飛んでいる上にバスでも行けます(14時間かかるのでお時間ある方はどうぞ!)。空港からまず近距離バスで港沿いにあるバスターミナルに向かい、そこでスーツケースを預かってもらって身軽になりました。

 

チリ南部にあるプエルト・モントはロス・ラゴス州の州都です。ドイツ系移民の街らしいけど、少しもそんな雰囲気は感じられず、この港町には海以外に見るべきものはあまりありません。ここに本当に17万人も住んでいるのか?というのが正直な感想です。f:id:greenbirdchuro:20190512213953j:plain

 

海に面したバスターミナルに降り立つとあいにくの曇り時々小雨。港のすぐ沖には大型客船が停泊していました。チリのパタゴニア観光の基点になるプエルト・ナタレス行きの定期客船がここから出ていますが、週に1便だけだし、曜日が違うのでおそらくクルーズツアーの客船だと思います、ハイ。f:id:greenbirdchuro:20190512214055j:plain

 

海岸沿いを西に向かって町外れまで歩いて行きました。大型のクルーズ船の出入りする港町だけど、澄んだキレイな海に圧倒的に多いのは1人乗りの小さな漁船でした。ますます、良い感じに寂れてきましたf:id:greenbirdchuro:20190513110447j:image

 

なぜ、あえて街の中心から離れた方向に行ったのかというとそこにはプエルト・モント近郊で唯一と言っていい観光スポットのアルヘンモという漁村に市場があるからです。f:id:greenbirdchuro:20190512213959j:plain

 

アルヘンモ村の市場に続く一本道には隙間なくお土産屋さんが並んでいました。町外れではあってもプエルト・モントに来た観光客はもれなくアルヘン モに立ち寄るのでお客さんを取りこぼさない完璧な立地です。f:id:greenbirdchuro:20190512214006j:plain

 

女子のテンションが上がるカラフルな民芸品やチリ原産のラピスラズリが並んでいて、米ドルでも買い物が出来ました。営業もそんなにしつこくないし見て歩くだけでも楽しくなります。f:id:greenbirdchuro:20190512214002j:plain

 

お土産屋さんの並びを抜けるとアルヘンモ市場に到着。市場といっても築地市場や豊洲市場みたいなプロ向けの本格的なものではなく、魚屋と観光客向けのお食事処が集まった小さめのテーマパークといった雰囲気でした。

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魚以外にもチーズやソーセージを売る店がありました。いくら魚市場でも観光客が生魚を買って帰るのは難しいですからね。f:id:greenbirdchuro:20190512214025j:plain

 

魚屋の店先にはわたしの大好きなセビーチャがお手頃価格で数種類並んでいました。食べたい!でも、ここはぐっと我慢してお目当ての市場飯を探します。f:id:greenbirdchuro:20190512214016j:plain

 

まだランチには早い時間だったので、観光客よりもお店の数が多いくらい。呼び込みは激しかったものの、お目当ての市場飯はどの店でも食べれそうだったので、人の良さそうなおじさんと先客のいる食事処を選びました。

 

ここで食べたかった市場飯は名物「クラント」。

写真を見せながら注文してすぐ、明らかにわたしが頼んだクラントとは違う小鉢が次々と並びました。ギョギョッ、優しそうだったのに・・・言葉が通じないのを良いことにぼられる系か?と緊張が走りました。手をつけるのを躊躇っていると全てがサービスの前菜だと言うではありませんか!まだ疑いの気持ちが捨てきれなかったわたし、仲良くなったチリ人老夫婦に同じ物が出てきた事を確認できたので安心して実食です。ここでセビッチェが食べれるなんて、さっき我慢して良かった!しかも、チリ最終日なのにワインやビールに気を取られてすっかり飲むことを忘れていた(別に好きじゃないけど縁起物の)ピスコがついているじゃありませんか!なんか得した気分。

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そしてお待ちかね、アルヘンモの名物料理クラント。巨大ムール貝、ソーセージ、鶏肉、牛肉、練り物もろもろの煮込み料理です。

f:id:greenbirdchuro:20190512214544j:image練り物はちょっと硬めのこんにゃくみたいなものでした。ムール貝がまるで岩牡蠣のようなサイズ・・・。親の仇のような溢れんばかりの盛り付け・・・。

想像以上の具材のサイズとその量に、わたしとしたことが・・・完食ならず・・・

 

重たくなったお腹を抱えて歩くバスターミナルへの道の長かったこと・・・。それにしてもムール貝があんなに大きく育つとは知らなかった・・・

 

預けていたスーツケースを受け取った後、財布の中にまだチリペソが残っていることに気がつきました。しばらくチリに来る予定はないので使い切ることにして、売店で買えるだけのアルファフォール(ドゥルセ・デ・レチェという牛乳を煮詰めたキャラメルみたいなジャムをクッキーで挟んで、その周りをチョコでコーティングしたお菓子)にしてもらいました。よくよく考えたらこれから戻るアルゼンチンの名物なのに・・・。

 

チリの最終日を食の思い出で締めくくり、また陸路で国境を越えてアルゼンチンに向かいます。

 

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