時たま、旅人

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自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

世界の果て事件簿後編 

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メインのクレジットカード(Master)は紛失しても、サブのカード(AMEX)でなんとかなるかと思ってましたが、パタゴニアではAMEXが使えないとこが結構あって苦労したんですよ。

両替所もお役所よろしく9時から18時で、しかも長~いお昼休み。
パタゴニアは郊外の自然を楽しむ観光がメインなのでなかなか時間が合いません。
アルゼンチンペソの信用が急落していたおかげで、信用のある米ドルが結構使えましたから、米ドルで支払って、アルゼンチンペソでおつりを貰うというやり方でなんとかやりくりしました。

いよいよ、世界の果ての街ウシュアイアを離れる日がやって来ました。ウシュアイアの大自然とカード会社のオペレーターのお姉さんに癒されたわたしには、カード紛失は遠い昔のことになりつつありました。
早朝、タクシーで到着したウシュアイアの空港は、内外装の木材が温もりを感じさせるコンパクトな造りになっています。
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到着と出発がすぐお隣で、わたしがクレジットカードを差しっぱなしにしたATMも目と鼻の先。ごつめの警備員さんが交代で警備しています。
ふと、せっかく勉強したスペイン語を使ってみようと思い立ちました。
だって、まさか使うはめになるとは思わなかったけど「旅行スペイン語会話~トラブル編~」が完璧だったんですもん。


わたし: セニョール、わたしとしたことが3日前にここでクレジットカードを置き忘れましてね。もしかしてどっかに届いてるってことはないですかねえ?

警備員: (ハッとした表情で)お名前は?

わたし: 〇〇 △△子です

警備員: パスポートを見せてください。
(わたしのパスポートをもったままおもむろに同僚を呼びに行く)

警備員×2: (二人でパスポートの名前を読み上げながら、わたしの顔と見比べ・・・)
あなたのカードを預かっています


えっ、えっ、えっ?
彼の胸ポケットから出てきたのはわたしのMaster Card!!!


どうやら、交代勤務の警備員さんがリレーしながらわたしが現れるのも待っていたらしいのです。空港の案内所でも警察でもなく、民間会社の警備員の伝言ゲーム&胸ポケットリレーなんて・・・そんなアナログなことあります?さすが、世界の果て・・・でも、いつまでわたしを待つ気だったのでしょう・・・

こうしてクレジットカードがわたしの手元に3日ぶりに帰ってきたのでした。もちろん、機能を失ったカードでだから使えるわけありませんが、失くしっぱなしではなんだか気持ち悪いし、警備員さん達が来るかどうか、いつ来るかもわからないわたしを待っていてくれた事に感謝の気持ちしかありません。

そらにしても、空港案内所でもなく、空港警察でもなく、目の前の警備員さんに聞いてみたわたしって中々の強運の持ち主だと思うんですよね。

くれぐれも、海外でATMを使ったらカードを忘れずに引き抜きましょう。日本のATMみたく、カードが自動で出てきてくれることは滅多にありません。手動です、手動!

そんなこんなで、わたしの乗った飛行機はパタゴニアをちょっと北上してエル・カラファテに向かったのでした。
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